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野口哲哉展
鎧ノ中デ ー 富山編 ー

野口哲哉は樹脂やプラスチックといった現代的な素材を駆使して、リアルな彫刻や絵画を作る現代美術家です。
その大きな特徴は、作品の人物全てが「鎧兜」を着ている事。
しかし、手のひらほどに縮尺された彫刻や、古画と現在文明が交錯するような不思議な世界観は、私たちが連想するステレオタイプの武士像とは大きく異なります。
野口が作るのは侍ではなく、時代を超えた普遍的な人間の姿そのものです。
人が誰でも持つ寂寥感に、独自のユーモアやアイロニーを織り込んだ作風は国内外でも広く支持され、
「日本的な美術」ではなく「人間的な美術」として評価されています。
この度は野口哲哉の作品を多数集めた北陸では初の本格的な個展であり、大小さまざまな彫刻や絵画など合計30点以上のほかに、本展の為に作り下ろした新作もお披露目します。
重厚な主題を扱う時も常にユーモアを忘れない野口の姿勢は、きっと日常生活のヒントになる筈です。
富山の地で触れる、新体験の現代美術を是非お楽しみください。
2019年6月8日(土) ー 8月25日(日)
森記念秋水美術館
MORI SHUSUI MUSEUM OF ART
http://www.mori-shusui-museum.jp
イベント
野口哲哉アーティストトーク
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